皆さんは「悩み」や「問題」を抱えていないでしょうか?
私は仕事で会社の問題点に対して対処、改善をする事が多いのですが、常に次の言葉に気を付けています。
「困難は分割せよ!」
実は、仕事に限らず、悩みや問題は複数の原因で成り立っていることが多いです。
今回は私が実践している問題対処方法をご紹介します。
目次
「困難は分割せよ!」は誰の言葉!?
この言葉は「我思う、ゆえに我あり」という言葉で有名な16世紀のフランスの哲学者ルネ・デカルトの言葉です。
1637年に公刊された「方法序説」という著作で説明されています。
具体的にはこんな感じ。
「検討しようとする難問をよりよく理解するために、多数の小部分に分ける事」
例えば「環境問題を解決する」といった途方もない難題があったとします。
それを「マイクロプラスチック」「森林伐採」「水質汚染」「大気汚染」などに分類し、一つずつ解決する事で大きな「環境問題を解決する」という問題を解決するという事です。
当たり前の事のようですが、意外と多くの人がこの「小部分に分ける」事ができないように思います。
では具体的にどのように私が困難を分割しているかをご紹介します。
私の問題対処方法
私の場合まず問題が起こったら「現状把握」から入ります。
今の自分が置かれている状況、具体的にどの程度の損害があるのか?などをより具体的にしてゆきます。
例えば「食費がかさむ」という問題があるとします。
そうしたら、「月の食費がいくらかかっているか」「何に多くお金がかかっているか」
「外食は何回くらい行くのか」「今の食費は適正な金額なのか」などを具体的に数値化してゆきます。
次に実践するのは「目標設定」です。
現状把握結果から目標設定をしましょう。
例:月の食費2万円以内・外食回数3回まで など
目標設定後は「要因解析」をします。
ここで、食費がかさむという問題を小部分に分解するわけです。
私の場合「特性要因図」という分析ツールを使います。
これは特性(問題)に対してその要因(原因候補)を挙げてゆくものです。
「食費がかさむ」という特性に対しての要因を深堀りします。
この時により多くの要因候補を挙げるようにしたほうがよいです。
例:要因候補
・外食が月10回以上ある・食材を無計画に買っている・自炊が出来ていない などなど
このように食費がかさむ原因を複数出すことが大切です。
その複数の原因を一つ一つ潰す事がまさに「困難を分割せよ!」に繋がります。
要因が出そろったら、最も効果が高そうなものから「対策実施」します。
この時に必ず「一つずつ対策」するようにしてください。
凄い重要なのですが、一つずつする事が最も困難に立ち向かう上で私は重要だと思います。
ほとんどの人が大きな困難にぶつかった時に挫折してしまう原因は2つあるのではないでしょうか?
- 問題をそもそも小部分に分けていなくて原因がわからない
- 複数の対策を同時にこなそうとして混乱し、不安になる、挫折する
要因解析が出来ている人はぜひ一つずつこなして、不安を徐々に取り除いてゆきましょう♪
まとめ
大きな問題や悩みがある人はぜひ次の方法でアプローチしてみて下さい。
- 現状把握
- 目標設定
- 要因解析
- 対策実施
特に、「困難を分割する」ために重要なのは要因解析です。
大きな問題には複数の原因があるので「特性要因図」などを使って自分で問題を深堀りしましょう。
原因がいくつか出てきたら、必ず一つずつアプローチしましょう。
そうする事で一つ一つの山を越えて大きな山脈を踏破できるはずです!