食料品をはじめ、生活必需品の値段が高騰を続けている今日このごろ。
こんな中でも我が家は毎年家庭菜園の収穫に家計が助けられています。
家庭菜園を始めるのは今の時期が一年で最もオススメ!
今回は気軽な家庭菜園の始め方から、オススメ野菜、庭が無い方でもできる家庭菜園の方法をご紹介いたします。
家庭菜園初心者の方、今年は何を育てようか迷っている方、家庭菜園に興味がある方に役立つ記事になれば幸いです。
目次
家庭菜園の始め方
家庭菜園を始める方は次の作業を行ってください。
- 場所の選定
- 土のふるいがけ
- 土作り
- 苗や種の植え付け、管理
それぞれをご説明します。
場所の選定
まずお庭がある方もない方も家庭菜園をやる場所を決める事から始めます。
場所は次の条件が当てはまると良いでしょう。
- 日当たりと風通しが良い
- 雨に当たる(屋根がかからない)
- 土の水はけが良い。
多くの作物が太陽光が良く当たる場所と、風通しの良い場所を好みます。
暗くじめじめした場所だと病気にかかってしまうリスクも上がるので、まずは日当たりと風通しの良い場所を見つけましょう。
お庭に家庭菜園を作る場合は2m×1.5m程度のスペースがあれば十分でしょう。
私の家庭菜園はそれより少し大きめの2.5m×1.6mのスペースですが、畝が3つの畑を作って毎年3~4種の野菜を楽しんでいます。
基本的に水やりも面倒なのでなるべく雨水に頼りたいです。
そのため、できれば雨水が当たる場所に畑を作りましょう。
最後に、土が粘土質であったりすると水はけが悪く作物の根が枯れる事があります。
ペットボトルに汲んだ水を土に垂らして、その水がすぐに地面に吸い取られるかどうかを確認しましょう。
もし吸い取りが悪いようなら土壌改良が必要です。
土作りのタイミングで改良も可能なのですが、どうしても水はけが改良されない時は「川砂」を投入して土に混ぜてください。
川砂はホームセンターでも売られています。
オススメはこちら!
鹿沼興産 川砂
土のふるいがけ
作物を作る畑は植物の根を生えやすくするため、また管理しやすくするために土の中の砂利を取り除く必要があります。
私の場合は畑にする予定の場所の土を約15㎝程度掘り、それを3㎜のふるいにかけて畑に戻す作業をしました。
正直この作業が最もきついです…。
一人でやると半日から一日かかりますし、体中筋肉痛になりました。
ただし、これをやらないと砂利とずっと付き合わないといけなくなるので、さぼらずにふるいがけしましょう。
土作り
畑作りに最も大切な工程です。
ただし、最も大変な土のふるいがけが終わっているので後は適切なモノを土に混ぜ込むだけ。
土に混ぜ込むのはこちらです。
- 苦土石灰
- 堆肥
- 固形肥料
基本的にこの3つで十分。
これらを土に混ぜてから2週間程度馴染ませてから作物を植えましょう。
苦土石灰
土の酸性、アルカリ性を調整します。
日本の土は酸性に傾いているので苦土石灰を入れて中和してあげるのです。
オススメ商品はこちら。
1㎡あたり60~100gを撒いて土と混ぜましょう。
朝日工業(株)ハイパワー苦土石灰
堆肥
堆肥は動植物残渣を微生物の力で分解した栄養素が豊富なモノ。
ホームセンターでも手に入りますし、自治体によっては生ごみから作った堆肥を格安で販売している事もあります。
私の場合家庭から出る生ごみを「生ごみ処理機」で処理して自家製堆肥を作っています。(詳しくはこちらの記事をどうぞ)
堆肥はとても優れもの!
堆肥を作ってくれる微生物は植物の病気の元になる菌を殺してくれたり、土を改良してくれます。
土の水はけやふかふか状態は堆肥を入れる事で徐々に改善してゆくでしょう。
堆肥=肥料とだけ考える人もいるようですが、実は肥料としての役割以外に土壌改良もしてくれるとても強い味方なのです♪
固形肥料
堆肥だけだと植物の栄養素が不安な場合は固形肥料も一緒に土に混ぜ込んでください。
初めて家庭菜園を時は土が痩せていることが多いので堆肥と一緒に固形肥料も投入した方が良いでしょう。
オススメ固形肥料はこちら
1㎡あたり250gを混ぜ込みましょう。野菜作りの定番肥料です。
マグファンプK中粒
苗や種の植え付け、管理
土作りをして2週間ほどが経ったら土が馴染み野菜を植えられます。
何を植えたら良いのかがわからない場合は、次のオススメ野菜の中から選んで野菜を植えてみましょう。
植え付けの最適時期も合わせてご紹介します。
オススメ野菜
私が実際家庭菜園をしてみて、コスパや育てやすさからとても良かった野菜をご紹介します。
植え付け時期や収穫量も参考にしていただければ幸いです。
プチトマト
植え付け時期:5月~6月
収穫時期:7月~10月
プチトマトはホームセンターなどで苗が売っているので植えて下さい。
苗が安定しない間は支柱を立てて風で折れないようにすることも大切です。
プチトマトは毎年育てており、とても家計の味方になってくれています。
収穫時期は長いと4カ月近くになるので、お弁当に毎日入れていました。
1年の1/3は一つの苗から採れるプチトマトのおかげでトマトの購入をしなくて済みます。
プチトマトは驚くほど収穫でき、最盛期は1日に10粒以上取れるので食べきれないくらいのトマトが手に入るでしょう。
モロッコいんげん
植え付け時期:4月~7月
収穫時期:7月~10月
若い芽は鳥に食べられてしまう事があるので要注意。
ネットを張って鳥の侵入を予防するか、ある程度大きくなるまで屋内などの安全な場所でポットに入れて育てましょう。
こちらも食べきれないほど収穫できます。
茹でてからマヨネーズや塩をかけると絶品。採れたてはさらにおいしいです。
こちらもお弁当の強い味方になってくれます。
大葉
植え付け時期:4月~5月
収穫時期:6月~8月
こちらも種まきで植え付けるのですが、鳥に食べられやすいのでポットで大きく育ててから植えるのが良いでしょう。
大葉はいい匂いがする香草なので、料理にアクセントを加えてくれます。
大葉の若い葉を細く切り、ごはんの上にのせるだけでも上品な味と香りを楽しめますよ♪
きゅうり
植え付け時期:5月中旬頃
収穫時期:7月~11月
こちらは苗を購入してきて植えましょう。
買ってきたばかりの苗はデリケートなので風で折れないように風よけをしたり支柱を立ててあげます。
キュウリも一度収穫が始まると採りきれないくらい収穫できるので、余った分は漬物にしたりご近所にお配りしても良いでしょう。
アスパラ
植え付け時期:4月~5月 9月~10月
収穫時期:4月~5月
アスパラは根の状態で売られているので、それを畑に植えて下さい。
植えた年は収穫できませんが2~3年目からは春先から収穫できます。
アスパラを植えた畑は他の作物は育てられないのでそれ専用にしましょう。
私も3畝あるうちの1畝をアスパラ専用にしています。
また、肥料をたくさん与える事が収穫のコツなので、冬以外は追肥を行ってください。
アスパラは管理も楽で、一度植え付けて収穫できれば数年間はそのまま収穫可能です。
採れたてのアスパラは本当においしいです。
お庭が無くてもできる家庭菜園
お庭が無くても家庭菜園を諦めるのはまだ早いです。
ベランダとプランターがあれば簡単に野菜は育てられます。
100均でもコンパクトなプランターがあるのでそれでも十分でしょう。
プランター栽培するときは土は自分で作るより培養土を買った方が良いです。
オススメ培養土はこちら
プランターで育てる野菜の土40L
このようなプランター専用の野菜栽培の土にはそれだけで肥料も含まれていてとても管理が楽。
プランター栽培の場合は水やりに注意しましょう。
どうしても露地栽培よりも水切れが起こりやすいので定期的に水やりをする習慣を付けていただければ幸いです。
まとめ
家庭菜園は野菜購入を減らし、食費を抑えてくれる救世主です。
お庭を持っている方、そうでない方も家庭菜園は楽しめます。
お庭を持っている方
しっかりと土作りをしてから野菜を育てて下さい。
特に大事なのは砂利を取り除き、堆肥を使って土を作物の生育に適した状態にする事です。
お庭を持っていない方
プランターでの栽培をしましょう。
土は野菜を培養するプランターの土が売られています。
プランター栽培は乾きやすいので、水やりに気を遣いましょう。
オススメ野菜はこちら
これらの野菜は私が育てている中でもコスパと育てやすさのバランスがとても良い野菜です。
どれもこれからが植え付け時期なのでぜひ育成を楽しんでみて下さい♪
商品引用:楽天市場
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