今日のブログはある読書の振り返り!
「FACTFULNESS」という本についてです。

この本、久々に度肝を抜かれたと思った事が多い本だったので、しっかりとブログで自分が何を得たのか、そこから何をしてゆくのかを話してゆければと思います。
まずこの本は何の本かというと、一言で言うと
「世界についての正しい解釈を促す本」
初版が2019年の本ですので約6年前の情報になるのですが、世界に対する様々なデータを基に、いかに私たちが世界をネガティブに捉えているかを知る事が出来ます。
例えば次の問題の答えはどうでしょう?「データは2019年版」
Q:自然災害で毎年亡くなる人の数は過去100年でどう変化したでしょう?
A:2倍以上 B:あまり変化していない C:半数以下
答えは「C」です。
実は私は最初Bと答えていました。
このような問題が10問出るのですが、なんと私の正解率は2問/10問。
三択なので、あてずっぽうにやって3問程度が正答するはずなので、変に知識を持っているせいで世界の状況を良く把握していない事になっています。
また、間違えた問題はより「ネガティブ」な方に間違えていました。
実践からわかるように人間の認識はよりネガティブなほうにゆがむ事がわかります。
本書には10個の本能を説明しています。
それらはこちら。
- 分断本能
- ネガティブ本能
- 直線本能
- 恐怖本能
- 過大視本能
- パターン化本能
- 宿命本能
- 単純化本能
- 犯人捜し本能
- 焦り本能
それぞれを説明するとすごく長くなるのでこちらでは割愛するのですが、それぞれの本能は「人間がこのように思い込みやすい」という事を説明しています。
今回この本を読んで、自分なりにできる事は「内省」にこの本の目次を使うという事。
この本の目次、10個の本能の概約が書いています。
もちろんこの本をしっかりと読んでもらわないと目次を見ただけでは何のことだかわからないのですが、一度読むとそれぞれの本能の復習が頭の中でできます。
普段の生活の中で嫌な事や驚いた事があった時にこの目次を読み直して、その出来事について再度冷静に分析してみる「内省」をすることがとても良い事だと感じました。
自分はある出来事があった時にそれが悪い出来事だった場合に過大に評価する事があります。
人間の10個の本能を客観的に見ながら評価を再度する事で、
「この悪い出来事はそれほど重大ではない」
と思えるかもしれません。
また、悪い出来事に関して最も私が辞めたいなと思ったのは「犯人捜し本能」
誰か犯人を捜すのが目的になってしまい、人を責める行為につながってしまいます。
あった事をありのままの事象としてとらえて、次の改善に移す。
これを意識したいものです。
皆様ももしよかったらFACTFULNESS読んでみて下さい。
全国各地の古本屋でも良く見かける本ですので、一見の価値ありです!